操体法用語解説 

■増補改訂予定です。(以下、2008年春季フォーラム配布資料より)

「きもちのよさをききわければいいんだ。きもちのよさで治るんだからな。」
(1983年)という操体の創始者橋本敬三医師の一言により愛弟子である三浦寛理事長が、従来の動診および操法をゼロから見直し、快適感覚に問いかけた動診操法を再構築。従来のやり方を第一分析とし、新たに再構築したものを第二分析と称し区別した。

<第一分析>対なる動きを二者択一的に比較対称させて楽か辛いかの運動感覚差を確認する分析法。その動診および操法の行程は、全てパターン化され操者のきめつけによるところが大きい。

<第二分析>動診に際して二者択一的に対なる動きの運動感覚差(楽か辛いか)を分析するのではなく、一つひとつの動きに快適感覚のききわけをとおしていく感覚分析法である。第二分析の特徴は、からだの要求感覚に従った動診、操法の問いかけである。このように、からだの要求感覚に委ね、一つひとつの動きの感覚を分析する動診法を三浦は仏法用語より『一極微(いちごくみ)』と称した。

<第三分析>(渦状波)からだが動きを八方に塞いでいる場合、さらに動診そのものがとおせない、また快適感覚のききわけができない患者が存在する。これらの被験者に対し、三浦は皮膚に注目し皮膚に快適感覚のききわけをとおす診断と操法を体系づけた。これを第三分析あるいは渦状波と称した。この第三分析は第一、第二分析とは全く異なる快適感覚のききわけができ、それによってからだは正体化する。三浦はこの第三分析により無意識の快の存在こそ生命感覚としての快の本質であると理解した。

<般若身経>橋本敬三医師が1957年(当時60歳)に、身体運動の法則を「平均集約運動」として紹介したものを後で「般若身経」と改名。身体運動の法則とは、重心安定の法則と重心移動の法則を説いたものである。これは健康体操の一環として公表したものではない。橋本敬三医師の言葉を借りれば「身体運動の法則を体系づけてはきたが、未だ確立されているものではない」という生前の言葉を受け、身体運動の法則の研鑽が積まれている。

 

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