2025年秋季東京操体フォーラム

テーマ「解禁・新重心理論」

秋のフォーラムはオンサイト・オンライン配信で開催致します。

日時:2025年11月24日(月)勤労感謝の日振替休日
9時半開場、10時開会 18時半閉会予定

場所:ルーテル市ヶ谷センター 〒162-0842 東京都新宿区市谷砂土原町1丁目1
アクセス

参加費用 
A 特典付き フォーラム&Tシャツ 15000円(締め切り 10月31日)
B  フォーラム 10000円(締め切り 振込の場合 11月18日 クレジットカード決済の場合 11月20日)
C オンライン配信(見逃し配信あり)6000円 振込の場合 11月18日 クレジットカード決済の場合 11月20日)

登壇 三浦寛、東京操体フォーラム実行委員

プログラム

発表者からひとこと

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2025年秋の東京操体フォーラムのテーマは「解禁・新重心理論」。
今まで講習などで伝えられてきた「新重心理論」の実際をついに公開いたします。

今までフォーラムに参加されてきた方は、その端々に「新重心理論」や「左重心」あるいは「全・身体性」などの言葉や「からだの中心はどこか」という三浦寛先生の問いかけが気になっていたのではないでしょうか。

今年、遂に「操体の新しい理論」が公表されることになり、それに伴い、秋のフォーラムでも「新・重心理論」について発表することに致しました。

新しい理論が我々弟子に三浦寛先生から伝えられたのは、2016年のことなので、かなり前になります。
この間に書籍の出版を試みていましたが、理論の発展と進化に追いつかず、書籍化が宙ぶらりんになっていました。

ただ「やはり、今公表すべきである」という声に従い、進化の順を追って書籍にて公表することに致しました。

「操体法の新重心理論」

実際、この10年の間、我々東京操体フォーラムの実行委員は、それぞれの臨床の現場で、この「新重心理論」を試し、検証してきました。

まず、この理論により、般若身経(操体法における、からだの使い方、動かし方の法則をお経になぞらえたもの)や、いわゆる「連動」が、全面改定となりました。

また、操体の臨床で一番難易度が高いと思われる「言葉の誘導」(言葉の誘導が曖昧だと、臨床の結果が出にくくなります)が、大幅に簡略化、また、動診の方法もかなり変わりました。

皆様のご興味は「新しい理論の元で、一体どうやって操体の臨床(治療)を行っているのか」ということや「セルフケアはどうなるのか」という事になるかと思いますが、今回は、実行委員一同が、「実際に『新・重心理論』をどのように用いているか」ということをご紹介いたします。

更に、毎回ご好評をいただいている「教えて!三浦先生」のコーナーもお楽しみに。
皆様からの質問に、世界で一番操体に詳しい、三浦寛先生がお答えします。
「教えて!三浦先生」は、書籍化も予定しております。

また、今回はオンラインでの配信(見逃し配信もあり)もございますので、是非ご活用下さい。

プログラム

操体法の分析法のご紹介

第一分析(楽か辛いかの運動分析)


対になったふたつの動きを比較対照(これが動診)し、楽な方の動きを取らせ、数秒間たわめ、瞬間脱力に導き(この一連が操法)、3回から5回(2回から3回)繰り返す。
からだの中心腰からの動きがメイン。ポジションは、仰臥、伏臥、椅子座位、ベッドなどへの腰掛け位など、比較対照できる動きに限られる。

第二分析(快適感覚の有無・感覚分析)


ひとつひとつの動きに、快適感覚の有無を確認し(これが動診)、快適感覚があり、味わってみたいという体の要求を満たしていた場合、そのきもちよさを味わう(これが操法)。きもちよさが落ちついてきたら、脱力の方法やからだに任せる。操法の回数もからだにききわけて決める。
手関節、足関節のような末端関節からの動きがメインとなる。動診で比較対照を行わないので、どのようなポジションでも動診が可能。

なお、快適感覚が聞き分けられない場合もある。
かならず「快」があるという思い込みがあると「きもちよさを探す」という行為になる。

痛くない方、辛くない方は「探してみるとわかる」が「きもちよさ」は探しても見つからないほうが多い。
なお、操体では「診断(動診)」があって「治療(操法)」という順番がある。

探すのではなく、動診をためしてみて「快の有無を確認する」というのが正解である。
操体の臨床で「快」に関与する場合は「きもちいい動きを探す」のではなく「この動きに快適感覚があるのか、ないのか」という「動診(診断)」の姿勢に立たないと、本来の操体の動診の意味から外れてしまう。

第三分析(渦状波®。皮膚へのアプローチ)

刺激にならない皮膚への接触を行い、からだの無意識にアプローチする。
第一分析、第二分析が「からだの意識」に関与するものであれば、第三分析は「からだの無意識」に関与する。
意識関与しない「からだの無意識の動き(治癒に直結)」が起こったり、普段味わえないような感覚が起こる場合がある。

第四分析(息診・息法)

文字通り、呼吸を用いた操体の診断と操法。

足趾の操法®

快の宝庫である足趾を操作する。被験者は日常生活などで「快」という感覚が欠落している場合があり、そのような場合にも有効である。
原始感覚(快か不快かききわけるちから)を甦らせるにも最適。

新・重心理論


今回のフォーラムのメインテーマ

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