発表者よりひとこと(2019年秋季フォーラム)

Update Oct 3 2019

2019年11月23日開催「秋季東京操体フォーラム」の発表者からの「ひとこと」

 

今回の特別セミナーです。駒居先生のセミナーのみの聴講も可能。

「心理臨床と占い、操体の交差点」

駒居義基(こまいよしき) 東京操体フォーラム相談役
株式会社ユナイテッド代表取締役、スピリチュアルビジネス・コンサルタント、心理カウンセラー他

操体そのものについては門外漢の私から見る操体とは「人の自然治癒力を最大限に高める伝統療法」という認識です。
この「自然治癒力」は心理カウンセラーである私が普段から意識している事であって、心理臨床の現場において、いかにクライアントの自然治癒力を高めて、心身的な問題を解決するかというのは、非常に大きなテーマです。
心理臨床の現場から言うと、心理的精神的な問題が「身体的なアプローチ」によって緩和され寛解する事は、よく知られており、また新たな技法も常に研究されてます。ゲシュタルト療法はその嚆矢なのですが、その他にも様々な技法があり、それぞれが身体感覚を用いたアプローチを行っています。

また、一方で私は占い師でもあります。
占いというスピリチュアルなものは一見怪しそうに見えますが、しかし占いの本質は「よりよく生きる事」にあります。

では、心理臨床と占い、操体とが交差する領域はあるのでしょうか?

占いをはじめとするスピリチュアル、心理臨床、そして操体は、ある1点で交わります。その交わりから、それぞれの本質を皆様と共有したいと思います。

 

岡村郁生(おかむらいくお)東京操体フォーラム 賢人組  操快堂

「触れること、受け入れること、納得することの想い」

→「原始的なヒトと進化したヒトの言葉、我々の世界は本当に三次元なのか?
『今生かされている処は極楽だということ』
この創始者の言葉に貫通する学問を、  頑張らないで、紐解いてみたい

 

半蔵(はんぞう)  東京操体フォーラム 賢人組

病気になった責任は自分自身にあるのだが、多くの場合その自覚を欠いている。
その原因の1つは、想念の使い方の誤りによる。
操体では、出来るだけ直接的にからだに問い掛けるために、操者と患者・からだ、という捉え方をする。
この事について、すこし掘り下げて考えてみたい。
人間とは、愛しく、切なく、やっかいなものである。

 

畠山裕美(はたけやまひろみ) 東京操体フォーラム 理事 TEI-ZAN操体医科学研究所

「操体はからだと心を通して自己肯定感を高めることができる」

自己肯定感とは「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する」言葉であり、類義語には「自尊心」などがあります。
今まで、様々なケースを見てきましたが、操体には自己肯定感を高めるというか、からだの感覚に注意を向け、からだの言い分、からだの声を受け入れることによって、結果的に自己肯定感が高まっていくのではないかと思うに至りました。その辺りを、タスクフォース(若手)メンバーと共に探究していきたいと思います。

 

三浦寛(みうらひろし) 東京操体フォーラム 理事長 人体構造運動力学研究所

「がんばるな」に秘められた操体の秘密

「がんばるな」「いばるな」「よくばるな」「しばるな」は「バルのいましめ」と言われています。
一般的には「がんばる」がいいことだと言われる風潮がありますが、操体では「がんばるな」をどのように扱っているのか、タスクのメンバーも含めてお伝え致します。