★「足趾の操法」は、(社)日本操体指導者協会の登録商標です。類似のものがありますが、こちらは体系化されており、これだけでも十分臨床に用いることができます。

足趾の操法は、数ある操体の引き出しの中で唯一、操者が「他力」で行うものです。何故なら、趾(あしゆび)は、手や他の関節のように、自由自在に動かせないからです。
 「きもちよさをききわけ、味わう」のが操体です。しかし、初心者や慣れない方は最初から「きもちよさ」を味わうことができないケースが多いのです。

「きもちよく動いて」と指導しても、きもちよく動けない方のほうが多いのが事実です。そのような場合、この「足趾の操法」はダイレクトにきもちよさを伝えることができます。
 足趾の操法には、作法、手順があります。それを守った上で行うと、美しいフォームで、効率的に、疲れずに長時間行うことができます。それらのコツも指導いたします。 指導を受けたのと、見よう見まねの大きな差はここに出ます。

 講習時間内に、三浦寛(人体構造運動力学研究所所長)による、臨床の実際を見学することができます。臨床の見学は、通常の操体法東京研究会定例講習では公開しておりません。第3分析(皮膚へのアプローチ)の先を行く、操体臨床の最前線を見学することが出来ます(三軒茶屋で講習の場合)

  • 募集期間: 随時
  • 3時間×20回(全60時間) 
  • 基礎のみ: 40時間応用は基礎修了者のみ受講可
  • 時間は予約制と致します。土日午前中、あるいは土曜午後、祭日・平日応相談

 

  • 会場: 操体法東京研究会講習会場
  • 東京都世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル34号 または西葛西 TEI-ZAN施術室

 

  • 受講料: 30万円
  • 操体法東京研究会定例講習受講生及び修了生、操体法集中講座受講生及び修了生は28万円

★再受講の場合は、基本受講料の半額になります。 (自己流になっていないか、あるいはブラッシュアップなど)

 対象者:
 操体法の一部である『足趾の操法』を学び臨床に活かしたい方、介護関係、リフレクソロジスト、アロマ関係、整体関係、エステティシャンなど。ご家族のケアに活かしたい一般の方もどうぞ。

足趾の操法とは、橋本敬三先生が70歳から数年間、臨床の場で用いていたものです。温古堂診療所には様々な治療家が勉強に訪れていましたが、その中に足心道の先生がおられました。

橋本敬三先生は足心道を基本に、「揉む」「落とす」「揺らす」の3つをされていました。書籍の中で『趾もみ』と書かれていることもあります。
 『足趾の操法』は非常にきもちのよいものであり、これだけでも『快適感覚をききわけ、味わう』という臨床を通すことが可能です。
 更に、身体運動の法則(からだの使い方、動かし方)を学ぶことによって、操者自身が機能的で疲労をためたり、からだを壊したりしないような基礎を修得します。

★足趾の操法の効用
 快適感覚を患者に味わっていただくことができる。(足趾はきもちよさの宝庫である)
リラクゼーション効果にも優れている(副交感神経優位に導く)
足趾はからだの『根っこ』であり、よく診るべきところである
動きの操法をとりにくい被験者や、要介護者、リハビリ目的、小児、あるいは何らかの理由で言葉が通じない場合でも『きもちよさ』に導くことが可能である。

 講義内容(予定)

操体理論
身体運動の法則(施術者としてのからだの使い方の作法の習得)
視診・触診
実技(足趾の操法) 指導

★終了後は、(社)日本操体指導者協会主催の「足趾の操法アドバイザー講習」の受講資格を授与します。

主宰: 操体法東京研究会  協力: 一般社団法人日本操体指導者協会
 講師:  三浦寛(人体構造運動力学研究所 所長 東京操体フォーラム理事長)
 畠山裕美(TEI-ZAN操体医科学研究所  東京操体フォーラム常任理事)

 2010年9月、三浦寛先生と東京操体フォーラムの同志と共に、Sotai Forum in Madridで講演いたしました。
勿論我々はスペイン語が話せるわけではなく、通訳を介してのセミナーとなりました。二日目に、この「足趾の操法」のデモンストレーションを行いましたが、言葉の壁を越えてきもちよさがダイレクトに伝わり、大きな反響を呼びました。

★2010年”Sotai Forum in Madrid”にて。三浦寛先生のデモンストレーション

お申し込み・お問い合わせ

TEI-ZAN操体医科学研究所 畠山裕美(はたけやまひろみ)宛

sotai@teizan.com

〒134-0088東京都江戸川区西葛西2-22-38-217
Phone 03-3675-8108 D-FAX 020-4668-4327