2022年秋季東京操体フォーラムは、無事終了致しました。ありがとうございました。

操体・操体法指導者 操体を勉強中の方へ

開催日時:2022年11月23日(水)勤労感謝の日 9時~17時半
開催方法:会場(三軒茶屋)とオンライン(zoom)のハイブリッド
(会場参加は一般社団法人日本操体指導者協会会員優先とさせていただきます)
参加費用:
A:前夜祭、記念Tシャツ一枚込み(申込みフォームにてサイズをお知らせ下さい)10,000円
B:フォーラムのみ参加 7,000円

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プレゼンター:東京操体フォーラム実行委員 今回は三浦寛含め、実行委員全員が発表致します。

プログラム

自力自療とは?
そして「からだが主語」って?

「自力自療」には、コツと作法がある。

100パーセント元気で問題なにもなし!という方はあまりいないと思います。

私は仕事柄、町を歩く人を観察していますが、「あ、この人はあと20年したら、膝が痛いって言うだろうなあ」とか、わかります。

また、小学生を見ても「あ、O脚予備軍だな」と、わかります。

人間、ある程度生きていれば、どこか不調が出るのは当たり前ですが、普段から少しずつ自分でメンテしておけば、10年後、20年後、かなり違います。

メンテナンス、つまり自力自療にも実はコツと作法があります。それが操体です。

操体(操体法)とは、仙台の橋本敬三医師が創案した、人間の悲願(健康で幸せに生きたい)に近づくために、自然法則の中から「息食動想」(呼吸、飲食、身体運動、精神活動)という、自己責任(自律可能な)を伴う行動のヒントを抽出したものです。

当時は昭和の後半でしたが、その後時代の変化に応じて(環境変化)、橋本敬三の直弟子、三浦寛(東京操体フォーラム理事長)が、橋本敬三医師の「これ(操体)は、完成された体系ではない。あとの人に託す」という意思に従って、進化・深化させているものです。

昭和の時代の操体は「楽な方に動かして瞬間的に脱力」というものでした。
今は、大分変わってきています。

未だに「昭和の時代」の操体や「操体はPNF」という人もいらっしゃいます。

それはそれでいいと思いますが、時代と環境にあったものがあるはずです。

それが、三浦寛が編み出した「第五分析」(全身体性)です。

自分の健康は自分で守りたい方へ

セルフケアや、自分のからだは自分でケアすることの本当の意味、からだの声を聞く方法を知ることができます。

重要なポイントは3つあります。

「自分の動き」と「からだの動き」の違いを知る

「快・不快」と、からだの声を聞くこと、「からだ」との向き合い方を知る

からだを使う際の「作法」を知る

「自分の動き」と「からだの動き」って違うの?と、思うかもしれませんが、実は違うのです。違うんだ、と気づくだけでも変わります。

人間にはエゴや見栄があるので「損か得か」「正しいか正しくないか」で生活をし、我慢していることが多々あります。

本来の「からだ」は、損得勘定や世間体では生きていません。

「からだ」は「快・不快」(端的に言えば、直感的に好きか嫌いか)で生きています。

「損か得か」「正しいか正しくないか」で生きるということは「からだの声」を無視することにもなりかねません。それが症状疾患の原因になっていることが多々あります。

そして、からだには「こうすればよりよく使える」という作法があります。これを知っていると、運動効率が良いとか、疲れにくいとか、怪我などを予防できるとか、からだにとってよいことがたくさんあります。しかし、この作法は学校では教えてくれませんし、親から教わるわけでもありません。現世では、自分から習わないと習得できません。操体は、この「作法」の勉強をしていると言っても過言ではありません。

操体を知ることによって、セルフケアや、自分のからだは自分でケアすることの本当の意味、からだの声を聞く法方を知ることができます。

はじめの一歩

まず、からだに関する常識を一旦取っ払うこと。常識というのは「損か得か」という損得勘定と「いか正しくないか」という常識の「決めつけ」です。

我々東京操体フォーラムのメンバーは、よく「操体の常識は世間の非常識だよね」と話していますが、今回は、我々が行っている、常識はずれの自力自療法、セルフケアについてお話したいと思います。

東京操体フォーラム 畠山裕美

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自力自療で伝わるもの からだが主語になるための工夫