2023年11月23日(木)勤労感謝の日

ルーテル市ヶ谷センター 東京都新宿区市谷砂土原町1丁目1 電話: 03-3260-8621 アクセス

JR総武線 市ヶ谷駅地上出口 徒歩7分
都営地下鉄新宿線 市ヶ谷駅A1出口 徒歩7分
東京メトロ 有楽町線 市ヶ谷駅5・6番出口 徒歩2分
東京メトロ 南北線線 市ヶ谷駅5・6番出口 徒歩2分

0930     開場・受付開始
1000ー1005  開会の挨拶・開催にあたって 三浦寛幸/三浦寛
1005ー1010 実行委員紹介・注意事項 畠山裕美/瀧澤一寛

1010ー1050 操体概論と歴史 半蔵

操体概論と歴史

感覚あるところに運動あり、運動あるところに感覚あり」 三木成夫(1982)
最近、三木先生の著者から改めて発見した言葉です。
操体は、ずっとこの事に取り組んで来ました。
今回、新たな角度から、操体の歴史と概論の再編集を試みてみたいと思います。

1050-1130 操体概論と歴史 瀧澤一寛

操体概論と歴史

「感覚-操体の健康学に必要な情報として」
「生きる限り快適に満足して充分に生きたし」。
健康に生きること。それを可能にしてくれる情報はどこにあるのだろう。健康学に基づく操体ではその手がかりとして「感覚」を重視しています。それは、身近すぎて、普段あまり意識が向かないからだに意識を向けることでもあります。操体では、この「感覚」をどのように受け取り、健康維持増進に生かしてきたのか。現在の学びの地点から掘り下げていきたいと思います。

1130-1140 休憩

1140-1200 操体概論と歴史 友松誠

操体概論と歴史

健康は自力自療あってこそ。

医学の父と呼ばれるヒポクラテスの言葉に「病気は人間が自らの力をもって自然に治すものであり、医者はこれを手助けするものである」というのがある。
この言葉にあるように、元来人間には病気になっても自然と共に治す力が備わっている。
また、本来の自然の理に沿った生活をしていれば病気とは無縁でいられる。
逆を言えば、不自然な生活が病気を生じさせているのであり、それに気づく事が大切。
自分の生活を振り返り反省すべきは反省し、まずはからだにいたわりの心を向けて癒してあげる。
その上で、自らの生活の中に自然の理に沿ったものを取り入れていけば、健康の回復は勿論そこから増進が可能となってくる。

今回、そのお手伝いが少しでも出来ればと思っております。

1200-1230 操体における快。楽と快の違い 畠山裕美

操体における快。楽と快の違い

あなたの操体が上手くいかないのは楽と快を混同しているから。

畠山は、20数年「操体の施術+ベーシック講習」というのをやっています。
これは操体のセルフケアの個人レッスンと施術をセットにしたものです。
ここで多い質問の二大巨頭は「操体は快、っていうけれどわからない」「楽と快のちがいがわからない」ということです。

逆に言えば「楽と快の違い」がわかれば、操体の理解は飛躍的に進みます。
今回は実技も含めて「違い」を理解していただき、操体の臨床に役立てていただければ幸いです。

1230-1315 昼休憩

1315ー1320 写真撮影(記念撮影)
1320ー1340 午後開会の挨拶・実行委員紹介  三浦寛幸/岡村郁生

1340-1400 岡村郁生

橋本敬三先生の考え方から

橋本敬三医師の言葉に、
「アシスタントとか、コンサルタントの立場が医者だと思う。
それには、自分が熟達されなければプロフェッションとしての値打ちがない。

そして、欲張ってやらないこと。一生懸命やると効きが悪いのです。
からだは全て繋がっていて、腰を動かしたって膝に関係があるし、膝は足首に関係があるし、足首は足の平に関係があるし、足の平は 足の指に関係あるし、全部連動している。それがどういうふうに生きているかってことが問題です。それを誘導して、こういうふうにやってごら  んなさいってことを指導するのは、医者だと 私は思うんですよ。動いてもらうのは本人に動いてもらって、乗ってもらうのも、本人が自分で治る。」

このような、橋本敬三医師の考え方を大切に一言お伝えしたいと思います」

1400-1555 操体の実技 タスクフォースチーム 瀧澤一寛寺本雅一三浦寛幸

1500-1515 休憩

健康学につながる動診・操法

操体独自の観点で発展してきた動診・操法において、いかに「からだの動き」を導き、その動きを表現している本人がからだに感覚をききわけやすいようにサポートできるか。
そこに、操者側の介助・補助の進化がありました。
そして、臨床という捉え方だけではなく、健康学という捉え方をしてみると、介助・補助のかけ方以前に、動診・操法を支えてくれているものがあることにも気づきます。
そこに息づいていて、健康維持増進につながっていることは何なのか。
午後のプログラムをとおして、感じ、考えるきっかけになりましたら幸いです(瀧澤)

「動かして診る」という操体独自のからだとの向き合い方は、からだからいただいた様々なメッセージによって成り立っています。からだの動きにどのような「介助・補助」を与えるのか。そういったことの一つ一つにもからだが悦ぶ情報がつまっています。
今回は動診・操法に伴う介助・補助について、実例を交えながらご紹介できればと思っています。(寺本)

操体法における各分析法はこれまで私達が操体の学びの中で得てきたことが全て集約されています。例えば橋本敬三先生が示された操体の哲学、また私達が当たり前のようにしている呼吸やからだの使い方も動診・操法に必要なものです。
それらの生かし方は臨床の中だけでなく、生活にも生かせるものであり、全てが自身の健康維持増進に繋がっていくということです。
午後の時間の中では操体法の臨床に必要な介助・補助の基本をじっくりお見せしながら、生活の中でも健康に繋がっていくヒントになるものを提供していきたい。(三浦寛幸)

1555-1610 休憩

1610-1800 三浦寛による講義

研究成果発表と実技

58年間学んできた、私の話をしよう。